セブ島留学は安い!でもCheapって言ってはいけません!!

あなたがセブ島を留学先に選んだ理由は?

「どうしてセブ島を留学先に選んだの?」

あなたが留学中にこの質問をされたら、英語でどのように答えますか?

日本から近いから?
リゾート地だから?
マンツーマンで授業が受けられるから?

まぁ、人それぞれ理由はいろいろあると思います。
でも、多くの人がセブ島留学に注目する理由はコレではないですか。

安いから!!!

格安をcheapと表現したら・・・

格安の語学留学先として知られるフィリピンのセブ島。
欧米などに比べて物価や人件費などが低いため授業料や生活費、コスト面が強くアピールされることも珍しくありません。

そのため、「安く留学できる」ことを理由にセブ島を留学先として選ぶ人も多いです。

では、記事冒頭の質問に戻ります。
「どうしてセブ島を留学先に選んだの?」

セブ島留学では、このような質問を先生からされることがあるのです(もちろん英語で)。

筆者が留学していた時にもこの質問をされた事は何度かあり、知っている英単語を使いながら回答していました。
こうした質問に英語で回答するのも1つの勉強ですね。

この質問への回答自体はどんな内容の理由であっても問題は無いのですが、ここで1つ私の体験談をお話します。

グループレッスンで、先生が生徒に「留学先にセブ島を選んだ理由」を尋ねていました。
その中で、ある生徒が「格安で留学できるから」という理由を「cheap」という単語を使って回答しました。
すると、先生はちょっと悲しそうな顔をして、「できればcheapという表現はしないでほしい」と生徒に伝えたのです(もちろん英語で)。

「cheap」ではなくて「reasonable」を使おう

なぜ、cheapという表現を使われたことで先生は悲しそうな表情をしたのでしょうか。

cheapの意味は「安い」です。
日本人の多くがそう認識しているでしょう。

だから生徒の1人は、「格安で留学できる」ことが魅力に感じたと伝えるために、cheapという単語を使っていました。

でも、実はcheapという単語には「質が悪い」「安っぽい」といったネガティブな意味合いが含まれるのです。
だから、英語を使いこなしている先生からしてみると、cheapと評されたことが悲しかったわけですね。

もちろん、日本人にとってセブ島留学の魅力の1つが「安さ」であることは、語学学校の先生たちも知っています。
また、生徒は英語勉強中ですから、悪気があってcheapと言ったわけではないことも先生は理解しています。

では、私たちはセブ島留学の魅力である「安さ」をどのように表現すればよいのでしょうか?

さきほどの体験談には続きがあります。
先生は「cheapという表現を使わないで」ということだけではなく、「この場合、reasonableが適切」だと教えてくれました。

reasonble(リーズナブル)
reasonableも「安い」を表しているのですが、そこには「価格相応の価値がある」といったポジティブなニュアンスが含まれます

最近は日本でもリーズナブルという言葉を使いますよね。
また、チープも使うことがありますね。

チープだと「安かろう悪かろう」的な印象を受けますが、リーズナブルなら「お手頃」「良心的価格」のような感じがします。
cheapもreasonableも日本での言葉のイメージとほぼ同じニュアンスを持っているのです。

なので、留学先にセブ島を選んだ理由やセブ島留学の魅力を英語で言う際に、「格安」であることを言いたいのであれば「reasonable」を使って表現しておきましょう

単語帳を使ってたくさんの英単語を覚えても、その単語に含まれる細かなニュアンスまでは把握できないことが多いです。
日本語の文字を見て機械的に覚えてしまうと、場面によっては不適切な単語を使ってしまうこともあり得ます。

英単語の細かなニュアンスは、本などではなかなか覚えられないもの。
こういったものは実体験を通しての方が把握しやすいですよね。

私は先生の悲しそうな表情を含めて、cheapやreasonableという単語の意味を覚えることができました。
留学生活は英語の細かなの表現を身に着けるチャンスにもなるのです。