セブ島語学留学VS英会話スクール【どっちが良いのか比較してみた】

セブ島留学と英会話スクールを比べてみよう

英語ができるようになりたい!

そのように思ったときの選択肢は様々あります。
語学留学、英会話スクールに通う、英語教材を購入する、無料の英語媒体を利用する、外国人とコミュニケーションをとる、などなど。

採るべき行動を1つに絞る必要はないですが、すべてやるというのはなかなか難しいものですよね。
特に金銭面においては、語学留学や英会話スクールは大きな負担になります。

では、語学留学と英会話スクールのどちらかを選ぶとしたらどちらが良いのでしょうか?

今回は、留学の中でも金銭的負担が少ないといわれているセブ島留学と日本の一般的な英会話スクールを5つの視点で比較してみました。
※本記事の英会話スクールは通学形式のスクールを指しています。

料金

WIN:セブ島留学

なんといっても多くの方が気になる料金ですが、授業料を比較するとセブ島留学に軍配が上がります。

日本の有名英会話スクール5社の一般英会話コースの授業料(1レッスンあたり)の平均と、セブ島の主な語学学校5社の一般英会話コースの授業料(1レッスンあたり)の平均を計算したところ以下のようになりました。

英会話S(M) 英会話S(G) セブ島留学
約6800円 約2500円 約1120円

※英会話Sは英会話スクール、(M)はマンツーマンレッスン、(G)はグループレッスンの意味です。
※セブ島留学は、滞在先が1人部屋かつ、マンツーマンが1日6レッスン以上のプラン(4週間)を対象に算出しています。
※1レッスンの時間は40~50分
※2017年4月時点での各英会話スクール、語学学校の料金を基にしています。

1レッスンあたりの料金はセブ島留学が圧倒的に安いですね。
6コマ以上マンツーマンレッスンのセブ島留学の料金は、日本の英会話スクールのグループレッスン料金の半分以下です。

しかも、セブ島留学の料金はセブ島滞在中の寮費込みの金額です。
本記事ではわかりやすくするために、料金をレッスン数で割った金額を1レッスンあたりの授業料として算出しています。
寮費が含まれていることを考えると、「授業」に関しての料金は更に低い数字になるといえます。

もちろん、セブ島留学の場合は渡航費や滞在費、遊興費など、語学学校の料金以外にも様々なお金がかかります。
ただ、トータルの留学費用が授業料の倍になったとしても、留学費用を1レッスンあたりの授業料で考えれば日本の英会話スクールのグループレッスンを受ける場合と同じくらいです。

ちなみに、本記事では1人部屋のセブ島留学プランをもとに計算していますが、4人部屋のような他の留学生との相部屋プランを利用すればさらに安い金額になります。
学校によっては1レッスンあたりの料金が1000円を切ることもあるんですよ。

通いやすさ

WIN:英会話スクール

自宅から気軽に通えるという意味では英会話スクールに軍配が上がります。

日本にある英会話スクールへ通う場合は、自宅から通えるエリアのスクールを選ぶことになります。
授業の頻度は週に1、2回程度が多く、授業時間も1時間程度が一般的。
多くの場合は仕事・学校帰りや休日にスクールへ足を運びます。

一方、海外へ足を運ぶ必要があるセブ島語学留学は、どの語学学校を選ぶにしても日本から物理的な距離があります。
日本とフィリピンの距離はおよそ3000キロ。

セブ島留学では、学校近くの寮やホテルへ一定期間滞在します。
留学中は時間的にも場所的にも拘束されるため、多くの場合は仕事や学校を休むなどのスケジュールの都合をつける必要があり、気軽に足を運ぶことは難しいです。
ただし、留学中の滞在先から語学学校までは通いやすいことが多いです。

普段のライフスタイルには組み込めるという意味では英会話スクールのほうが通いやすいといえます。

密度

WIN:セブ島留学

短期間でたくさんの授業を受けられるという意味では、セブ島留学に軍配が上がります。

英会話スクールは週1回(または2回)に1レッスンを受けることが一般的です。
それに対し、セブ島留学は一定期間セブ島に滞在して1日中授業を受けることになります。

週1回の英会話スクールの1年間レッスン量は、セブ島留学では6日間で受けることができてしまうのです。
※英会話スクールは1か月に4回レッスンがあるとして12か月で48レッスン、セブ島留学は1日8コマなら6日間で48レッスン。

また、大半がマンツーマンレッスンのセブ島留学では、レッスン時間のほぼすべてが自分と先生とのやり取りです。
しかも先生は日本語がわかりませんから、何とかして英語で伝えために頭をフル回転させることになります。

日本でもマンツーマンレッスンはありますが、授業料が高額であることが通常です。
また、日本在住の外国人講師は日本語を理解できることも少なくないため、日本語に頼って意思疎通できてしまうこともあり、生徒本人のためにならないこともあり得ます。

さらに、セブ島留学は海外で生活しているため、授業以外でも英語に触れる機会は少なくありません。
日本人以外の学校スタッフや留学生ともコミュニケーションを取りますし、学校の外に出れば英語を頼りに行動することもあります。
生活の中でも英語の勉強になることが様々にあるのです。

日本の英会話スクールでは、英語が必要となるのは教室にいるときだけですよね。

セブ島留学は英会話スクールに通う場合と比べて密度の濃い英語生活が送れるわけです。

先生

DROW

先生に関しては「英会話スクールだから」「セブ島留学だから」ということでは比較しづらいです。

英会話スクールや語学学校の運営方針次第なところがあるからです。
しっかりと先生を教育していることもあれば、若くて経験の浅い先生を雇っているため安いといったこともあるのです。

また、先生個人の授業のクセなどもあり、生徒と先生の相性次第で善し悪しの感じ方も変わります。
そのため、先生の質については引き分けとします。

ここでは大まかな傾向をあげてみます。

日本の英会話スクールの先生は、日本在住ということもあって日本語ができる先生がそれなりにいます(日本人の先生もいますし)。
それに対し、セブ島留学の先生は日本語が全く分からないといっても過言ではありません。
レッスンで日本語に頼ることができるかどうかの程度が違います。

日本の英会話スクールには、アメリカやオーストラリアなど様々な国の先生がいます。
セブ島留学は、先生のほとんどがフィリピン人です(一部、セブ在住のネイティブ講師がいる学校もあります)。
日本の英会話スクールはスクールによって先生の国籍が変わりますが、セブ島留学の先生はほぼフィリピン人からのみ指導を受けることになります。

セブ島の語学学校の先生は全体的に年齢が若く、20代の先生が多いです。
全体的に見れば、日本の英会話スクールの先生よりも若い先生から英語を教わることになります。
フィリピンは平均年齢約23歳と若年層が多い国なのです。

ちなみに、大規模なセブ島の語学学校では、先生の変更ができる制度を用意しているところもあります。
抱える先生の数が多い学校では、自分に合わない先生を変えてもらって自分と相性の良い先生を探すことも可能です。

経験

WIN:セブ島留学

日本国内の英会話スクールに通うことと比べれば、セブ島留学は様々な経験を与えてくれるでしょう。

英会話スクールでは、教室から出てしまえば普段と変わらない日常です。
本人の意欲にもよりますが、レッスン中に得られる英語の知識以外に得られるものは多くはありません。

それに対し、セブ島留学では授業が終わっても異国の地での生活が続きます。
特に初めてセブ島を訪れる場合なら、セブ島での生活そのものが未体験ゾーン。
文化、習慣、環境など日本と違う点もたくさんあるため、日本ではできない経験もたくさんすることになります

また、日本人以外の留学生も滞在する語学学校であれば、自分と同じように英語を学ぶ他国の友だちもできます
セブ島には韓国や台湾、中国、ベトナム、ロシアなどからも英語を学びに来ています。

日本の英会話スクールに通うのは基本的には日本人だけなので、外国人の先生と仲良くなることはあっても英語を学ぶ外国人とはなかなか出会えません。

お互い英語を学んでいるけどペラペラではない。
そんな相手と工夫しながらコミュニケーションをとって仲良くなれるチャンスもセブ島留学にはあるのです。

自分にあった選択肢を探そう

セブ島留学3勝、英会話スクール1勝、引き分けが1つとなりました。

もちろん、英会話スクールや語学学校それぞれに違いがあるので、一概には言えない面もあります。
また、個人個人で目標も求める英語学習環境も違いますから、自分にあったものをチョイスするのが一番です。

英会話スクールでは無料体験授業を実施していることもあるので積極的に参加して、雰囲気をつかんでみるのが良いと思います。

また、セブ島留学でもおトクに留学できるキャンペーンが実施されることもあります。

なお、考え方によっては日本で疑似的なセブ島留学体験ができます。
それはオンライン英会話を受けることです。

オンライン英会話でフィリピン人の先生相手にマンツーマンレッスンをしてもらえば、セブ島留学に近い授業が体験できます。

実際、セブ島で語学学校を運営している「QQEnglish」はオンライン英会話の事業も行っています。
QQEnglishのオンライン英会話を担当する先生のほとんどは、セブ島留学生相手に対面で英語を教えている先生でもあるのです。

自分にあった英語学習環境が見つかるといいですね。

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