日本語と英語の発音の違い【ベトナムかベナンか?】
「ベトナム」って伝わらないの?
私の留学した語学学校は日本人以外の留学生もたくさんいるところでした。
そのため、アジア圏を中心に日本人以外の留学生との交流がありました。
他国の留学生と英語で会話する中で、国名の発音が意外と難しいことに気がつきました。
今回は国名の発音についての私の体験談をお話します。
男子台湾人留学生と会話したときのことです。
私はあるベトナム人留学生の話を、会話の中で持ち出しました。
国名を伝えたかったので日本で発音するように「ベトナム」と言葉を発したところ、相手には全然伝わっていないようでした。
「ベトナム」って何だ?といった表情をしていたのです。
「ベトナム」が伝わらないようなので、その国の位置を英語で説明します。
中国の下とか、カンボジアの隣とか、海沿いとか。
そして、なんとか国名のことだと分かってくれた模様。
しかし、彼から発せられた国名は「ベトナム」と言っているようには聞こえませんでした。
私の耳に入ってきたのは「ベッナン」です。
べッナン?
ベナン?
あれ?アフリカに行っちゃった???
いや、話の流れからそれはないだろう。
よくよく聞くと、なんとなく「ベトナム」っぽく聞こえなくもありません。
私は彼がベトナムと認識してくれてたのだと判断しました。
全然違うよ!ベトナムの発音
ベトナム(Vietnam)。
あとでその発音を電子辞書で確認したところ、確かに台湾人の彼が発したような「ベッナン」に近い音声が流れました。
日本人がベトナムという時は「ト」や「ム」をはっきりと言いますよね。
でも、英語の発音は「ト」というよりは「ッ」、「ム」は「ン」っぽく聞こえます。
だから「ベッナン」のように聞こえたわけです。
ちなみに、アフリカ大陸にある国「ベナン」。
こちらの英語のスペルはBeninです。
そして、発音はスペルにかなり近くて「ベニーン」のような感じになります。
※昔はベニンと呼ばれていたそうです
この経験で私は、日本でカタカナ表記される国名は、英語になると発音が大きく異なる場合もあると知りました。
日本には外国から入ってきた言葉がたくさんあるため、カタカナ言葉などは英会話の場合でも日本語の会話と同じ発音で通じる気がします。
でも、実際には伝わらない単語も結構あるんですよ。