セブ島留学でフィリピンへの入国審査に手間取った!Web上の情報は見極めて準備しよう

入国審査って簡単じゃないの?

セブ島へ到着後に行われるのが、フィリピンへ入るための入国審査です。

入国審査では、審査官に入国カードやパスポートや帰りの航空券(控え)を渡し、簡単な質問がされます。

審査官は英語を使うため、英語ができない日本人にとっては不安なものです。
ただ、旅行雑誌やWeb上の情報などを見ると、難しい質問をされることはないので、あまり身構える必要はないといった内容を目にします。

つまり、「簡単に通過できるよ」的な感じで書かれているのです。

しかし・・・私は初めてセブ島留学でフィリピンを訪れた際に入国審査にかなりの時間を要することになりました

今回の記事では、私が手間取った入国審査での体験談をお伝えします。
みなさんが必ずしも同じ状況になるかどうかはわかりませんが、念のため頭の片隅に入れておいてください。

目的は観光!?

私が入国審査に手間取った一因は、玉石混交のWeb上の情報に目が行ってしまったことにあると思っています。

私が参考にしたWebサイトの1つ(どのサイトなのかは忘れてしまいましたが)に、次のようなことが書かれていました。

「入国目的を聞かれた場合はstudy(留学)とは言わず、Pleasureやsightseeing(観光を意味する表現)と答えたほうがスムーズ。」

セブ島留学の際には通常は観光ビザにて入国し、留学に必要な手続きは語学学校到着後に行います。
例えば、フィリピンでの留学に必要なSSP(特別就学許可証)の取得や、4週間以上の留学の場合のビザ更新などですね。

そのWebサイト曰く、このような留学のシステムをよく理解していない審査官もいるとのこと。
留学と言ってしまうと、ビザなどについて色々と聞かれてややこしくなるようなニュアンスを含んでいるように感じられました。

だから、Pleasureやsightseeingといった観光目的であることを伝える表現のほうが無難だというわけです。

英語がほとんどできなかった私は、少しでもスムーズに審査が終わってほしいと思っていました
なるほど・・・入国目的を聞かれたらPleasureね。

そうインプットして私は入国審査に臨んだのですが、私のケースでは結果的にそれが悪い方向に進んでいきました。

予想外の質問でパニック

質問すらされないこともあると聞く入国審査ですが、私は質問されました。

審査官から尋ねられた質問が、まさに「入国目的」

はい、来ました~。準備してますよ、その回答。

Pleasure。

よし、これで大丈夫!・・・と思ったのですが、そのあとに尋ねられた質問によって事態が悪い方向へと進んでいきます。

「どこのホテルに泊まるの?」

・・・はっ?

滞在予定のホテルの名前を聞かれたのです。
これは私にとって予想外でした。

そして、マズイ・・・と思いました。
だって、私の滞在先は語学学校の寮なんです。

観光と答えているのに滞在先が語学学校って変だと思いますよね。
語学学校の名前を言えば、「観光じゃなくて留学じゃないの?」ということになります。

回答しようにも、観光と答えた手前、どうしていいのかわからなくなったのです。
また、そもそもほとんど英語ができないため、何をどう言ったらよいのかもわかりませんでした。

質問の意味を私が理解できていないと思ってか、審査官の方は言い方を変えたり、片言の日本語を使って対応してくれましたが、私はなかなか言葉が出てきません。
そんな流れがしばらく続いてしまった結果、入国審査に予想外の時間を要してしまったのです。

最終的には語学学校の名前と留学であることを伝えたところ、審査官は「なるほど」といった感じになり、その後はスムーズに審査がすすみました。

いやぁ、マジで心臓に悪かったですよ。
怪しい奴と思われて別室に連れていかれたりするんじゃないかと思いましたから。

スムーズに審査を終えるために仕入れた情報が、かえって審査を長引かせることにつながってしまったわけです。

留学であると堂々と言おう

私は万に一つの可能性から、「留学だと伝えるのは避けるべきなのでは?」と考えてしまっていました。

万に一つの可能性とは「セブ島留学のシステムを理解していない審査官がいる(らしい)」という情報。
真偽のほどはわかりませんが、過去にそのような審査官に当たった日本人がいたために、出てきた情報なのでしょう。

でも、そのような例が過去にあったとしても、その状況に自分がなる可能性はほとんどありません。
あらゆるケースの可能性を知っておくのは良いとしても、そのレアケースを前提に対処することを考えてしまったため、私はドツボにハマっていきました。

セブ島に来る日本からの留学生は観光ビザで入国しています。
これまでに何万人という日本人が留学でセブに来ているわけですから、ほぼすべての審査官はセブ島に来る日本人留学生が観光ビザで入国することくらい知っているハズです。

だから、素直に留学だと答えてもまず問題ないのです。
また、入国目的ではPleasureと答えたうえで、更に何か聞かれたら留学だとわかる内容をスッと伝えても問題ないでしょう。
※入国目的は「Pleasure(観光)」か「Business(仕事)」で答えるといった話も聞きます。

でも、人間は不安なことがあると、それを回避する行動をとりがちなんです。
万が一、セブ島留学のシステムを知らない審査官に当たってしまったら・・・。

面倒なことにはなりたくないですし、英語ができなければよけいに入国審査を早く終えることばかり考えてしまいますよね。

しかし、私は自身の入国審査での経験から質問を躱すための表現を覚えるのではなく、質問に対して正確に回答する表現を覚えて入国審査に臨むべきだと痛感しました。

審査官によって対応が変わってくる部分があるでしょうが、そもそも悪さをしにセブ島へ来ているわけではありません
入国審査ではあまり余計なことは考えず、聞かれたことに対して素直に答えましょう