日本とは異なるセブ島の交通事情!事故に遭わないように注意しよう
目次
ここが違うよ!日本とセブ島
セブ島留学の滞在先となる国・フィリピン。
外国であるフィリピンは、ルールや文化、習慣など様々な点で日本とは異なります。
その1つが道路の交通ルールです。
今回はセブ島道路事情についてお話しします。
セブ島は右側走行・左ハンドル
日本の道路では左側が自動車の走行車線になります。
また、多くの車は右ハンドルです。
セブ島のあるフィリピンはその反対。
道路の右側が自動車の走行車線で、ほとんどの車は左ハンドルです。
上の写真はセブ島のタクシーの車内です。
運転席が左にありますよね。
セブ島に到着後は、語学学校へ行くために多くの方がタクシーに乗車します。
日本とは反対の車の造りや走行車線なので、最初は違和感があるでしょう。
信号が少ない
セブ島は日本ほど信号が多くありません。
市街地の交差点ではそれなりに見かけることもありますが、その数は日本の市街地と比べれば少ないです。
市街地を出ると、信号はほとんど見かけなくなります。
自動車の信号が少ないとともに、さらに少ないのは歩行者用の信号。
全く無いわけではないのですが、ほとんど見かけません。
多くの歩行者は車が来ないタイミングを見計らって道路を横断しています。
また、歩行者信号や横断歩道があっても、あまり律儀に守られていない印象です。
ちなみに、セブシティ内には赤信号時にカウントダウンが表示される信号もありました。
中には150秒くらいカウントされるものもあり、「長っ!!」って思いました(笑)。
ちょっとわかりづらいですが、下の写真の赤信号の電光掲示板には「138」と表示されています。
青に変わるまでには、まだ2分以上あるわけですね。
整備された歩道が少ない
日本に比べて歩道が整備されていません。
歩行者が通る道路脇のスペースはガタガタになっていて、歩きづらいことも多いです。
そのうえ、ジプニーやタクシーが客を乗せるために道路わきに寄っている場合は、車道に入らないと通れないことも結構あります。
状況によっては、車が歩行者ギリギリを通ることも。
セブシティの市街地部にはしっかりとした歩道もありますが、マクタン島のリゾートエリアなどはあまり歩きやすくありません。
上はSM City Cebuの手前の道路です。
ショッピングモールの近くの大通りなどには、しっかりとした歩道が作られています。
上はマクタン島のリゾートホテルが並ぶエリアの近くです。
道路わきに停車する車があって、車道がやや窮屈になっています。
歩行者は歩きづらそうな場所を歩いていますね。
歩行者の道路横断はかなり強引
横断歩道が少ないセブ島では、歩行者は車の通りが途切れたタイミングを見計らって道路を横断しています。
しかし、日本と比べてドライバーは歩行者に道を譲る意識が少ないのか、歩行者を渡らせようとする車はほとんど見られません。
そのため、車の通りが途切れない場合は、歩行者が半ば強引に道の中へ歩き出して強引に車を止める(スピードを緩めさせる)ことも日常茶飯事。
また、渋滞している場合は、歩行者は車の間を縫う形で横断しています。
車の交通量が結構多いので、ちょっとでも車の間隔があいたらすぐに渡る判断が必要です。
ちなみに、たまに歩道橋が設置されているのですが、使っている人はあまり見かけませんでした。
市街地では渋滞が多い
セブ島の市街地付近では、時間帯によってはかなりの渋滞が発生します。
そもそも車の量が多いうえに、信号が少ない、ジプニーやタクシーの乗り降りが多いといった要素が加わって、道路が混雑するのです。
また、日本と比べると譲り合いの精神のようなものが薄いようで、けっこう強引に割り込んだりといった光景もよく見かけます。
車の割り込みや歩行者の横断が頻繁にあるため、絶えずクラクションが鳴っている感じです。
特に夕方になると道路の混雑状況はかなりのもの。
夕方に車移動をする場合は、かなりの移動時間を見込んでおくことをおススメします。
道路のマナーは日本人にとって「?」
日本ではありえないような光景もたくさん目にします。
ノーヘルのバイクや3人乗りしているバイクも見かけました。
ジプニーでは、ステップに足を乗せて車体の外側につかまって乗っている人もいます。
トラックでは荷台に何人も乗っていることもあります。
車の通りが多い大きな道路を、小さな子どもが走り回っていることもありました(タクシーの運転手に注意されていました)。
信号や渋滞で車が止まっていると、物売りが寄ってきて窓を叩いてくることも。
日本の交通マナーやルールから考えるとあり得ない行動が、セブ島では当たり前のように存在しているのです。
慣れないうちはより注意しよう
慣れないうちは、道路脇を歩いているときに「怖いなぁ」と感じることも少なくありません。
また、「そんなことしていいの?」と感じるような驚きの光景も目にするでしょう。
セブ島の道路を走る車や歩行者を見ていると日本との違いを感じます。
日本人から見るとマナーが悪いと感じるセブ。
至る所で事故が多発しているだろうと思えるのですが、不思議なことに私は1か月の留学中に車の事故を目にしませんでした。
もちろん、全く事故が起こらないわけではなく、私はたまたま見かけなかっただけだとは思います。
ただ、急な割り込みや歩行者の横断、アグレッシブな車の乗り方などがされる前提で、ドライバーや歩行者が行動しているような気もします。
そういう意味では、日本人よりも注意を払っている面があるのかもしれません。
はじめてのセブ島の生活では戸惑うことも多いでしょう。
道路の交通事情は、場合によっては身の危険にかかわることです。
日本とは結構な違いがありますので、慣れないうちは周りをしっかりと注意しながら行動しましょう。