セブ島留学の飛行機の荷物に関するルールを押さえておこう!

飛行機の荷物にはルールがいっぱい!?

海外へ行くとなると多くなるのが荷物です。
現地で必要なものを日本で揃えて出発する人も少なくないでしょう。

荷造りをするにあたって注意したいのが、搭乗する飛行機の荷物のルールです。

飛行機には荷物に関するルールが設けられています。
好きなものを好きなだけ持っていけるわけではありません。

そこで本記事では、知っておきたい飛行機の荷物のルールについて紹介します。

受託手荷物(預入荷物)

機内に持ち込むことはできない荷物は、チェックインカウンターで預けて自分とは別にセブまで送ってもらうことになります。
航路で自分とは別に輸送してもらうのが受託手荷物(預入荷物)

セブ島留学をする人のほとんどは現地で1週間以上滞在するため、トランクなどの大きめの荷物を持参します。
そのため、飛行機に乗る際には荷物の一部を受託手荷物とすることがほとんどでしょう。

ここでは、受託手荷物のルールについて紹介します。

受託手荷物のサイズ

航空会社ごとに預入荷物のサイズや個数は異なります。
自身が利用する航空会社のWebサイトなどでチェックしておきましょう。

参考までに、JAL国際線の受託手荷物ルールを紹介します。
※エコノミークラスの場合

  • 個数:2個(1個あたり:23kg/個)
  • 三辺(縦・横・高さ)の和:203cm以内

基本的に、荷物が決められた範囲を超過した場合は追加料金が発生します。

LCC(格安航空)の場合は、無料枠が少ない、受託手荷物はすべて別料金、超過の受け入れ不可といった格安航空ならではのルールがあることが多いので注意が必要です。

詳しくは利用する航空会社の案内に従ってください。

受託手荷物にできないもの

デジカメやスマホなどのモバイルバッテリーによく使われるリチウムイオン電池は発火の恐れがあることからルールが決められています。
電池が製品内部にある場合は受託手荷物でもOKとされる場合がありますが、予備用など電池だけの状態になっている場合は機内持ち込み手荷物に入れなくてはなりません

ライターやマッチも受託手荷物に入れることができません。
また、種類によっては持ち込み荷物にも入れることができないものもあります。

その他、様々なルールがありますので、詳しくは国土交通省のサイトをチェックしましょう。

貴重品はなるべく入れない

受託手荷物は自分の手元を離れて輸送されるため、リスクが高い面があります。

受託手荷物は、時には現地に運ばれてこなかったり、誰かが間違えて持って行ってしまうといった可能性もありえます。
また、中身に問題があった場合には開けられていたり、輸送時にケースが破損することもあります。

自分で管理する場合と比べて雑な扱われ方になる部分があるので、できるだけ貴重品は機内持ち込み荷物の中に入れておきましょう

機内持ち込み手荷物

チェックインカウンターで預けず、飛行機内に自分で持って管理する機内持ち込み手荷物

受託手荷物は、預けてしまうと現地で再び荷物を受け取るまでは触ることができません。
そのため、貴重品や飛行機のチェックイン以降に必要となるものは、機内持ち込み手荷物の中に入れておく必要があります。

ただし、安全などの理由から持ち込める荷物にはルールがあります。
ここでは機内持ち込み手荷物のルールについて紹介します。

荷物のサイズ

基本的に、飛行機内へ持ち込める手荷物は規定サイズ内の手荷物1つと身の回りの物1つです。

手荷物1つと身の回りの物1つというのは、例えば「手荷物用カバン(規定サイズ内の手荷物)1つ、ノートパソコンバッグ(身の回りの物)1つ」とか「手荷物用カバン(規定サイズ内の手荷物)1つ、お土産の入った紙袋1つ」みたいな感じです。

手荷物のサイズは各航空会社によって決められており、前提としては機内の収納棚や座席下に格納できるサイズの物に限られます。

細かな部分は会社ごとに異なりますが、国際線の一般的な目安としては次のような感じです。

  • 3辺の合計が115cm以内
  • 各辺のサイズが縦:55cm以内、横:40cm以内、奥行:25cm以内
  • 持ち込み荷物全体(2つの合計)の重量が7kg以内~10kg以内

上記はあくまで目安で、飛行機のサイズ(座席数)や航空会社によって異なります
また、座席のクラス(エコノミー、ビジネス、ファーストなど)によっても持ち込み可能なサイズが変わってきます。

詳しくは利用する航空会社の案内に従ってください。

持ち込みできないもの

主には危険物に該当するようなものの持ち込みは禁止されています。

刃物のような、先の尖ったもの・凶器となりえるもの。
引火性・毒性のある高圧ガスやスプレー缶類。
花火やクラッカーなどの火薬が使われているもの。

こういったものは手荷物として機内に持ち込むことはできません。

うっかり手荷物に入れてしまいがちなのは、文房具として筆箱などにまとめて入れておいたはさみやカッター。
また、喫煙などに使用するライターやマッチは「いずれか一人1個まで」というルールがあります。

液体類の持ち込み制限

液体物の持ち込みについてはルールがあります。

液体物とは例えば、飲料水、化粧品、ヘアスプレー、ジェル、歯磨き粉といったもの。
これらのような液体物を機内へ持ち込む場合には、以下のような制限が設けられています。

  • 100mℓ以下の個々の容器に入れる(100mℓ以上の容器に100mℓ以下の液体が入っている場合は×)
  • 1ℓ以下のジッパー付き無色透明プラスチック袋に入れる(縦横合計が40cm以内が目安)
  • 1人1袋まで

ちなみに、医薬品やベビーミルクなどは、検査員に申告すれば別途持ち込み可能になります。

特に女性は化粧品関係に注意したいですね。
また、空港の外で購入したペットボトルや缶の飲料のほとんどは100mℓ以上ありますから、そのまま機内に持ち込むことはできないことになります。

なお、ここで取り上げたのは主な規定です。
細かい規定が存在しますので、詳しくは国土交通省のサイトを参照してください。

そもそも持ち込みできないもの

受託手荷物、機内持ち込み手荷物を問わず持ち込めないものもあります。

セブ島留学で持っていく人はいないと思いますが、例えばペンキやガソリン、消火器などは受託手荷物、機内持ち込み手荷物どちらにも入れることはできません。

少し意外なところでは、火薬類に該当する花火やクラッカーもダメです。
思い出作りのために現地で使おうと思っても、そもそも持っていくことができません。

持ち込み・輸入禁止規制

飛行機の話からは少しそれますが、各国へ持ち込んではいけないものもあります。

例えば、銃刀類、ポルノ製品、爆発物、麻薬、偽札、模造品といったものは持ち込みや輸入の禁止対象となっています。
また日本では、ワニや象牙の加工品などワシントン条約に該当するものや、動植物やハム・ソーセージなどは輸入規制品となっているものもある、注意が必要です。

こういったものは、主に税関や検疫で問題になります。

銃刀類や偽物、麻薬など公序良俗に反するようなものは、ダメだと想像がつくため持ち込んだりはしないでしょう。

でも、ジャーキー、ハム、ソーセージ、ベーコンなどを現地のお土産で日本に持って帰ろうと思う人はいますよね。
実は肉製品や動物由来製品は、お土産用・個人消費用であっても検査証明書がないものは日本への持ち込みができないのです。

規制の大きな理由は、世界各国で家畜・家禽の病気が発生していること。
そのため、牛、豚、鶏などを使って作られたものについては、輸出国の政府機関が発行する検査証明書がある場合のみ、日本国内への持ち込みが可能となっているのです。

なお、2017年3月時点で、動物検疫所のWebサイトには以下の注意書きがあります。

現在、多くの国で家畜の病気が発生しており、また、おみやげや個人消費用のものは検査証明書の取得が難しいため、肉製品や動物由来製品のほとんどは、日本へ持ち込むことができません。
引用:肉製品などのおみやげについて:動物検疫所

なお、日本から肉製品類を持ち出す場合にも規制がありますから、現地の人へのお土産にも気を付けたいですね。

このように渡航先で持ち込みができない物もあるのです。
持ち込もうとすると没収されたり罰則の対象となってしまうこともあるので、注意しておきましょう。