セブ島留学がわたしにもたらした帰国後の3つの変化

セブ島留学は考え方を変える!?

初めてのセブ島留学を終えると、考え方や価値観、興味関心が変わる人もいます。
日本にいると味わうことのできないセブ島での生活や、留学中の体験・出会いが心境の変化を与えるのです。

筆者も約1か月の初めてのセブ島留学から帰国した後は、自身に様々な変化が起こりました。

そこで今回はセブ島留学が私にもたらした変化についてお話します。
基本的には私個人の主観的な変化ではありますが、1つの例として参考になれば幸いです。

海外ドラマ・映画に興味が出た

セブ留学に来る日本人は英語に興味がある人なので、海外の映画やドラマが好きな人も多いです。
また、世界的に有名な作品であればフィリピン人の先生や日本人以外の留学生も知っている傾向にあります。

そのため、世界的にヒットした映画や各国で放送されているドラマの話は、コミュニケーションのきっかけになります。
もちろん、世界的に有名であれば音楽などでも同様です。

私は留学前には海外の映画やドラマはほとんど興味がありませんでした。
ディズニーやピクサーなどのアニメ映画は好きでしたが、いわゆる実写ものはあまり観ていません。
日本語吹き替えだと役者の本当の声ではないことから、物語にしっかりと入り込んで観ることが私にはできなかったことが大きな理由です。

しかし、セブ島留学中に周りの留学生が海外のドラマや映画の話をし、時に絶賛しているのを聞いていたら、少しずつ興味が出てきました。
英語圏以外の人が観ても素晴らしいと感じられる作品は、本当に名作なのではないか思い始めてきたのです。

また、ある程度のレベルに達している生徒や、生後が堪能な先生は、英語でそれらを視聴しています。
もし、自分がそのレベルまで達することができたら、海外映画やドラマを楽しめるのではないかとも思いました。

ドラマや映画から英語を覚えたという人は多いです。

でも、日本でそういった話を聞いていても、あまりリアリティを感じられません。
しかし、周りはみんな英語に興味を持っている人ばかりのセブ島留学という環境でも同様の話を聞き、さらには日本人以外の英語非ネイティブの人までも映画やドラマで英語に触れていることを知ると、ドラマや映画で英語を覚えることはすごくリアリティのある話に聞こえてくるのです。

結果、私はセブ島から帰国後、テレビ放送されている海外ドラマ・映画を視聴するようになり、DVDを購入することも多くなりました。

海外へ行くことが好きになった

日本以上に住みやすい国なんてないから、海外に行く必要はない!

セブ島へ行く前はそう思っていました。

留学を決めたのも「英語の勉強のため」であり、海外そのものへの興味はあまりありませんでした。
セブ島留学に出発する前は、現地でまともな生活が送れるのかがすごく不安に思っていたくらいです。

日本は世界でも屈指の安全な国であり、生活環境も高い水準で整ってます。
どうしても日本とフィリピンを比較して考えて、マイナスなイメージしか湧いてこなかったのです。

しかし、約1か月間のセブ島留学を終えた後は、「またセブ島に行ってみたい」「フィリピンのほかのエリアや別の国も見てみたい」という思いになりました。

セブ島が日本以上に治安やマナーが良くて、生活環境の良い国だとは正直思いません。
でも、日本と同じ水準でなければ生活できないのかというと、そんなことはありませんでした。

私の中では、留学前に想像していたよりも全然快適に過ごせたと思っています。

そう感じるようになると、「どうして自分はこれまで海外に興味がなかったのだろう?」と思い始めます。
なんか、すごく損したような気になるのです。

きれいなマリンスポットや歴史的な建造物、大きなショッピングモールなどセブ島には見どころがたくさんあります。
そういったことを知ると、セブ島以外にも良い場所はたくさんありそうな気がしてきます。
実際、フィリピン国内はもちろん、様々な国に素晴らしい場所が存在していますよね。

セブ島留学を経て海外に滞在することに対する不安が和らいだことで、日本の外にも目が向き始めたのです。

英語の勉強方法を見直した

英語を学ぶ人の中には英会話ができるようになりたい人も多いでしょう。
私もその一人です。

私はセブ島留学を通して、会話をたくさんこなすことの重要性を思い知りました。
知識としては知っている文法や語彙が、会話の場面では頭や口から全然出てこないのです。
文法や語彙能力を問うクイズだったら答えられそうな英語についての知識も、実際の会話の中ではちゃんと使える気が全くしませんでした。

そこで感じたのは、自分に大きく必要なのは覚えた知識を会話で使えるようにする訓練だということ。

そして、私はセブ島留学を終えて日本に帰国した後、語学学校の環境がいかに恵まれていたのかを実感しました。

日本に戻ってきてから圧倒的に減るのが英語を話す機会です。
セブ島では毎日のように英語でのコミュニケーションが発生していたのに、帰国後は全くありません。

読み書きや文法、リスニングは自宅にいながらでも十分に勉強できます。
留学前に語彙を増やしたり、文法を見直したり、海外映画を見たりする人は多いでしょう。

その一方で、英会話の練習はなかなか難しいです。
一人でも可能な読み書きやリスニングなどと違い、英会話は相手が必要となるため自由に練習できるわけではありません。
自分が一番したい訓練をする機会が、日本では限られてしまうのです。

そこで始めたのがオンライン英会話

日本で生活している以上、英会話の機会が自然に発生することはほぼあり得ません。
英会話をする機会は自分で作るしかないのです。

実際にオンライン英会話をやっていて、英会話のスキルを伸ばすには会話をすることが大切だと感じました。
正直、留学中に体験した対面でのレッスンと比べるとオンライン英会話はやや難があるのですが、それでも英会話ができる貴重な時間です。

レッスンの前には今日のレッスン内で使いたいフレーズを考えておいて、アイドリングトークで試しに使ってみたりしています。

セブ島留学では、自分がどんな勉強をすべきかが見えてきます。
帰国後はなんとなくで英語の勉強を続けるのではなく、自分の課題を克服するための勉強をこなすべきでしょう。

「ただ行っただけ」になるな!

個人的には、セブ島留学は「英語学習のきっかけ」だと思っています。

セブ島留学は非ネイティブであるフィリピン人の先生に英語を教わるということもあって、比較的初級者向けだといわれています。
英語力の伸びはその人の努力次第で様々ですが、ほとんど英語ができない人が数か月で英語を完璧に使いこなせるようになることは難しいでしょう。

セブ島留学に行きさえすれば英語ペラペラというわけにはいきません。
当然ながら、英語をマスターするためには帰国後も継続して勉強に励むことが必要です。

セブ島留学をすると、留学前には漠然としていたものが見えてきます。

「自分の英語力がどの程度通用するのか」「自分の弱点は何なのか」「英会話に必要なものは何なのか」などなど。
感じることは人それぞれだと思いますが、誰しもが少なからず英語学習に対してのヒントを得られるでしょう。

フィリピン人の先生や他国の留学生を相手に日本語以外でのコミュニケーションが成立すると、より彼らと意思疎通が図りたいという思いが強くなることもあります。

でも、感じただけではダメ。
セブ島留学で実感したことを、今後につなげることが大切です。

「学び」に行っているわけですから、留学で得た経験は帰国後に何かしらの形で活かしたいですよね。