フィリピンでバスケットボールは超人気スポーツ!【プロリーグ・PBAや驚きのギネス記録も!】

セブ島にはバスケットゴールがいっぱい!

私は留学中に「あるもの」を目にする機会が多かったように感じました。
何だと思いますか?

それは「バスケットボールのゴール」です。

休日(授業がない日)を利用して出かけてみると、いたるところにバスケットボールのゴールやコートが作られており、現地の人が遊んでいる様子が見られます。

この2つはジンベイザメウォッチングのスポットであるオスロブへ向かう途中に見かけたバスケットゴールです。
2つとも海沿いに造られていました。

画像では小さくてわかりづらいですが、中央やや下にゴールがあります。

これは日本人が所有する有人島「カオハガン島」にあったゴールです。
小さいうえにゴールの柱などと重なって見えづらいですが、子どもがゴール下でシュートしています(赤く見えるのが服の色です)。

これは語学学校「QQEnglish」の敷地内にあったゴール。
ゴールというか、ほぼリングのみですが(笑)。

このほかにも、あるホテルのプールサイドには、子供用の小さなバスケットゴールが立っていました。

また、ある教会の隣には主にバスケットボールで使うと思われる体育館のような建物もありました。
私が行ったときには、バスケではなくてバレーボールの試合が開催されていましたが(笑)。

このように、バスケットボールのゴールやコートをよく見かけるフィリピン。

実はフィリピンではバスケットボールは人気のスポーツなんです。

フィリピンにはプロのリーグがある

日本にも2016年から始まったBリーグなどのバスケットボールのプロリーグがありますが、フィリピンにもプロリーグは存在しています。

フィリピンの代表的なプロバスケットボール団体が「PBA(Philippine Basketball Association)」

PBAはアジアでは最も歴史のあるバスケットボールのリーグ(1975年に創設)。
世界的に見てもアメリカのNBAに次いで2番目の歴史を持っています。

余談ですが、私は留学中にトレーニングジムへ足を運んだ際、ランニングマシーン前に設置されたモニターにバスケットボールの試合が映されているのを目にしました。

モニターに映されていたのはPBAのゲーム。

最初はNBAの試合でも流しているのかと思ったのですが、対戦しているチーム名に見覚えがありません。
後でチーム名を調べたところ、フィリピンのプロバスケットボールの試合だったことを知りました。

日本ではバスケの試合はあまりテレビで見かけませんが、フィリピンではバスケットボールの試合がテレビ放送されることが結構あるのです。

驚きのギネス記録!5日間ぶっ通しでバスケ

フィリピンでは2014年にバスケットボールに関するあるギネス記録が達成されました。

そのギネスのタイトルは「バスケットボールマラソン(Basketball Marathon)」
バスケットボールマラソンは「どれだけ長くバスケットボールの試合を続けたか」の記録です。

2014年の3月24日~29日にかけてフィリピンのマニラで行われたチャレンジによって、120時間1分7.8秒の世界記録が生まれました。

1日1試合を5日連続で行ったのではありません。
120時間(5日間)ずっと試合を続けていたんですよ。

チームの選手は12名ずつ。
バスケットボールでは交代した選手が再び試合に出ることも可能なので、各選手は交代によってゲームと休憩を繰り返しながら試合を続けることになります。

120時間以上続いたゲームスコアは16,732–16,783でした。

ちなみに、私がこのギネス記録の話を知ったきっかけは語学学校の授業です。

私が留学した語学学校ではニューストピックを取り上げて読解する授業がありました。
過去に話題となったニュースを扱った授業なのですが、その授業の中で使われたのが2014年のバスケットマラソンのギネス記録の話だったのです。

日本人よりも背は低いけどバスケは強い

バスケットボールといえば背の高い人がするイメージが強いスポーツ。
実際、体格の良い人が多い欧米圏の国が強いです。

FIBA(国際バスケットボール連盟)が発表するナショナルチームのランキング(男子)では、1位アメリカ、2位スペイン、3位セルビアとなっています。
※2016年8月21日に発表されたランキングによる

そのランキングではフィリピンは27位に入っています。
アジア圏ではもっと上に中国がいるのですが、日本はもっと下の48位です。

2016年時点では日本よりもバスケットボールが強いフィリピン。
そのため、「日本人よりも体格が良い人が多いのかな?」と思うところです。

しかし、セブ島留学を経験した私の目には、フィリピン人が日本人よりも体格が良いとは映りませんでした。
むしろ、日本人よりも小柄で華奢な人が多い印象です。

実際、日本人のほうがフィリピン人よりも平均身長は高いというデータもあります。

フィリピンは日本よりも体格で劣るにも関わらず、バスケットボールで日本より上にいるというのは凄いことですよね。

留学はいろんなことを知るチャンス

フィリピンでバスケットボールが人気スポーツであることを知らない日本人は少なくないでしょう。
私は中学時代にバスケットボールをしていましたが、セブ島留学をして初めてフィリピンのバスケ人気を知りました。

聞いた話では、日本の人気バスケアニメ「SLAMDUNK」がフィリピンのテレビでも放送されていたとのことです。
バスケ好きの人は留学中にフィリピン人とバスケ談義をするのも楽しいかもしれませんね。

セブ島留学は現地の文化や習慣、トレンドを知る機会にもなります。
英語の勉強は日本国内だけでもできなくはありませんが、留学は英語の勉強にプラスして様々なことを学び経験できるのです。