英語で「フィリピン」は通じない!?【セブ島留学前に押さえておきたい発音】

日本人はフィリピンって言うよね?

今回は私がセブ島留学で知った発音間違いについて紹介します。

あなたはセブ島のある国がどこかを知っていますか?
もちろん知っていますよね、フィリピンです。

私たち日本人は、普段から「フィリピン」と言っていますよね。
中国の「チャイナ(China)」や韓国の「コリア(Korea)」と違い、フィリピンは日本語でも英語でも「フィリピン」と言うと思っている人がほとんどでしょう。

でも、私はそれが厳密は違っていたことをセブ留学で知りました。

フィリピンは英語でthe Philippines

セブ島留学中にはフィリピンについて話すことが多くあります。
授業中などに先生からフィリピンやセブ島の感想や、留学先としてフィリピンを選んだ理由を聞かれたりするからです。

自分の回答文の中には、フィリピンという単語を使うことになりますよね。

でも私はセブ島留学開始当初、頻繁に「フィリピン」の発音を先生から指摘されました

「フィリピン」じゃないよ、「ザ・フィリピンズ」だよ。
※実際は英語で指摘されます。

最初に「ザ」を付けて、最後に息を強く吹くような感じで「ズ」を付けるのが正しい言い方とのこと。
発音記号は「ðə fíləpìːnz」です。

フィリピンは英語で「the Philippines」と表記します。
Philippineではありません。

たくさんの島からなるフィリピンは、もともとはthe Philippine Islandsと呼ばれていたそうです。
それがPhilippineとIslandsが省略されるようになって、the Philippinesとなりました。
最後のsは複数形のsなのです。

そして英語には複数の物をひとまとめにして表現するときには、冠詞のtheを付けるルールがあります。
そのため、最初にtheが付きます。

だから、the Philippinesになるわけです。

文字を見ると、発音を指摘されるのは納得できますね。

日本では「フィリピン」と言っていますが、英語を使う場合は「フィリピン」というのは間違っているわけです。

Philippineが表す意味

もともとはthe Philippine Islandsでだったということを聞いて気がついた方もいるかと思いますが、「フィリピン(Philippine)」という単語は存在します。

Philippineが表す意味は「フィリピンの」「フィリピン人の」で、形容詞です。
the Philippine Islandsは「フィリピンの島々」という意味になります。

「Japan(日本)」でいえば「Japanese(日本の、日本人の)」にあたるわけです。

ただし、japaneseには「日本人」という意味もありますが、Philippineには「フィリピン人」という意味は持ちません。
フィリピン人は「Filipino」です。

だから、「私はフィリピンが好きです。」と言うつもりで、「I like Philippine.」と言ってしまうと不自然な英語になってしまいます。
名詞を入れるべき場所に形容詞を入れているわけですからね。

これからセブ島留学するみなさんは、日本語と同じ感覚で「フィリピン」と言ってしまわないように気をつけましょう