セブ島留学に日本人の人気・注目が集まる理由

日本人留学者が大幅増加

フィリピンのリゾート地として有名なセブ島
そのセブ島が近年、語学留学先として注目が集まっていることを知っていますか?

2010年~2015年の5年間でフィリピンを訪れた日本人英語留学者の数が約7倍に増えているのです。

2010年にフィリピンに訪れた日本人英語留学生は約5000人。
それが、2015年には35000人にまでなりました。

もともとは2000年代に韓国人の語学留学先として開拓されたフィリピン。
フィリピン国内にはいくつもの韓国資本の語学学校が作られました。

そして徐々に日本人にも注目されるようになり、日本の企業も参入。
日本資本の語学学校も作られるようになっていきました。

フィリピン国内でも治安の悪いイメージがあるマニラなどのエリアと比べて、リゾート地であるセブはイメージが良く日本人に人気の留学エリアとなっています。

でも、なぜフィリピン・セブ島語学留学に人気が集まっているのでしょう?
そこに大きく分けて5つの理由があります。

留学費用が安い

日本に近い位置にある新興国フィリピンは、欧米と比べて格安で留学できることで注目を集めています。

語学学校の料金は学校や選択コースによって変わってきますが、1週間なら約10万円、4週間で15万~30万程度が一般的です(※2017年1月時点)。
基本的には語学学校の料金には寮費が含まれています。
さらには、朝昼晩の食事や洗濯などの生活面のサポートが込みの学校もあるのです。

また、フィリピンは物価が安いため、留学中の生活費も安く抑えることができます。
日本から近いため、欧米に行く場合と比べれば航空券も安いです。

語学学校やエリア、留学期間などにもよりますが、留学費用が欧米語学留学と比べて2/3や1/2になることも十分にあり得ます。

英語学習に専念できる環境

セブ島の語学学校は、英語の勉強に専念できる環境が整っている傾向にあります。

一番のポイントはマンツーマンレッスンがメインであること。
欧米留学は1人の先生が複数の生徒を教えるグループレッスンがメインですが、セブ島留学では1人の先生が1人の生徒を教えます。
そのため、生徒に合わせた授業が進められ、生徒は授業時間をフルに自分のために使うことができるのです。
※セブ島留学でもグループレッスンが含まれている場合はあります。

また、欧米留学の場合は授業が1日4~5時間程度であるのに対し、セブ島留学は朝から夕方・晩まで6~8時間ほどの授業が組まれています。

留学中の滞在先は学校の寮か学校近くのホテルです。
通学にかかる時間はほとんどないため、その分時間を有効に使えます。

さらに、食事つきであったり、洗濯や部屋の掃除なども行ってくれる学校もあります。
生活面でも手厚いサポートがあり、英語の勉強時間を確保しやすいのです。

フィリピン人は英語力が高い

フィリピンと英語が結びつかない人は多いと思います。
英語と言えばイメージする国はアメリカやイギリスですよね。

でも、実は英語はフィリピンの公用語となっています。
フィリピンでは学校教育は英語で行われており、特に大学まで卒業しているフィリピン人は高い英語力を身に付けています。
※フィリピン語も公用語

また、ビジネス英語能力を国別に評価する指数であるBEI(ビジネス英語指数)で78か国中1位の成績を誇っています(2013年のデータ)。
そのため、欧米企業はコールセンターをフィリピンに置くことも多く、今やフィリピンはコールセンター業務市場において世界一とも言われています。

つまり、セブ島留学で先生となるフィリピン人は高い英語力を持っているのです。

初級者向け

セブ島留学は英語初級者におすすめだと言われています。
その理由の1つに、フィリピン人が英語ネイティブではないことが挙げられます。

フィリピンは英語が公用語であり、フィリピン人は高い英語力を持っています。
しかしながら、フィリピン人同士が会話する場合などは、フィリピン語をはじめとする現地の言葉でコミュニケーションをとっているのです。
※たくさんの島があるフィリピンでは、フィリピン語以外にも様々な言語が存在しています。

多くのフィリピン人にとって英語は限られた状況で使用する言語なのです。
そのため、英語ネイティブ圏の人ほど話すスピードが速くなく、ネイティブ特有のスラングを使いません

それが英語初級者にとっては好都合。
いきなりネイティブのスピードで話されても聞き取れませんし、スラングが混ざったら理解することもできません。
それに対して、フィリピン人の先生の英語は比較的ゆっくりであり、理解もしやすいのです。

初級者向けという事もあって、ネイティブ圏へ留学する前のステップとしてセブ島留学が位置づけられることもあります。
まずはセブで英語の基礎を固めてから、アメリカやイギリス、オーストラリアといった英語圏に挑戦しようというワケですね。

距離が近く時差が少ない

直行便の場合、日本~セブ島間は4~5時間ほどのフライトで到着します。
日本から欧米やオーストラリアに行く場合は直行便でも10時間前後かかる事を考えると、移動時間が圧倒的に短いですよね。

移動距離が短ければ渡航費は安くなりますし、移動時間が短ければ他のことをする時間もできます。

また、日本とフィリピンの時差は1時間(日本の方が早い)なので、時差ボケを心配する必要もありません。

近くて時差が少ないというメリットは、社会人が休暇を使って留学する場合などに有効です。

例えば、セブ島留学では留学期間が1週間という人も珍しくありません
社会人が月曜日から金曜日までの5日間休暇を取得し、土日とあわせて留学しているケースがよくあるのです。

移動時間が短く時差ボケすることのないセブ島であれば、体に大きな負担なく留学生活に臨むことができ、普段の生活にも戻りやすい
移動時間や時差の少なさも、セブ島留学が気軽にできる1つの要因なのです。