セブ島留学のグループレッスンはどんなもの?【メリット・デメリット】

セブ島留学の授業にはグループレッスンも

セブ島留学はマンツーマンレッスンが大きな特徴とされています。
しかしながら、すべての授業がマンツーマンであるとは限りません。

1日の授業のうち数コマはグループレッスンが組み込まれている場合も多いです。

セブ島留学のグループレッスンは、何十人もの生徒と一緒に行うものではありません。
時期や学校にもよりますが、一クラスあたりの人数は多くても8人程度

少ないと2人とか、場合によってはグループレッスンなのにクラスは自分1人だけなんてこともあり得ます。

授業のスタイルは、先生と生徒や生徒同士のコミュニケーションを重視するものが多いです。
そのため、グループレッスン内でも英語を使う機会がそれなりに得られます。

そんな形で行われるセブ島留学のグループレッスン。
今回は筆者の経験も踏まえて、グループレッスンのメリットとデメリットをあげていきます。

メリット

他の生徒と交流する機会になる

語学学校に来ている他の生徒と仲良くなるには、何かしらのきっかけが欲しいもの。
何の関わりもないのにイキナリ話しかけたりするのは、なかなかできませんよね。

グループレッスンは、そんな他の留学生との交流のきっかけになります。
多くの場合、グループレッスンはコミュニケーション重視で行われるため、授業内でクラスメイトと会話する機会はよくあります。

授業内に会話をしていれば、グループレッスン以外で出会ったときに声をかけても不自然じゃありません。
グループレッスンで知り合った生徒と食事や遊びに出かける人も多いです。

筆者の場合、特に日本人以外の留学生との交流に役立ったと思っています。
何の関わりも無い上に言葉が通じるかどうかもわからない生徒は、日本人以上に話しかけづらいですからね。

息抜きになる

マンツーマンの授業はとても魅力的ですが、そればかりが続くのは結構辛いです。
1日の中で授業の内容や先生は変わっても、常に先生と1対1で授業を受け続けるのは集中力も必要になりますから疲れます。

そんな中にグループレッスンが挟まっていると、ちょっとした気分転換になるんです。

グループレッスンでは、先生だけでなく生徒同士での会話もあります。
また、教室が広いことが多いので、身体的に動きのあるレッスンが行われることもあります。
マンツーマンとは違った感覚の授業が受けられるのです。

また、グループレッスンでは先生の意識は常に自分ばかりに向いているわけではありません。
他の生徒の方に向いている時間も多いです。
少し言い方は悪いかもしれませんが、マンツーマンレッスンよりも集中する必要が無いのです。
※もちろん、真面目に授業に臨まなくてはいけませんが。

グループレッスンによって気分が変わることは、その後のマンツーマンレッスンを集中して臨めることにもつながります。

他の生徒がいることで勉強になる

他の生徒の発言などをきっかけに、新しい英語の知識を身に着けられることもあります。

グループレッスンでは、何らかのテーマに対して自分の意見を発言することも珍しくありません。
考え方は人それぞれですから、自分とは全く違った意見を持っていたり、自分にない発想をしている生徒います。

他の生徒の発言では、自分が知らなかった単語や使わない単語が出てくるもの。
自分1人で授業を受けていたら登場しなかった単語やフレーズを覚える機会になります。

また、先生が他の生徒に対して行った指摘や訂正も重要です。
他の生徒の間違いは、自分もする可能性があるからです。

私は留学中、「自分も同じように間違えそうだ」と感じた他の生徒の間違いが結構ありました。
そういうことがあると、自分は間違えないようにしようとする意識が働きますよね。

デメリット

効率が良くない

グループレッスンでは複数の生徒がいるため、1人あたりの発言機会などはマンツーマンレッスンに比べれば大きく減ります。
また、他の生徒との兼ね合いから、自分に合わせて授業が進むわけでもありません

個人の英語スキル上達にとっては、効率的な授業形態とは言えない面があるのです。

特にマンツーマンレッスンを受けているからこそ、余計にそう感じることも。
他の生徒が先生の質問に対して回答できずに時間を使っていると、自分の時間が奪われている気がしてイライラする生徒もいます。

セブ島留学はマンツーマンレッスンが特徴であるがゆえに、グループレッスンの非効率さが目立つことになるのです。

周りのレベルによっては自信を失う

グループレッスンでは、クラスメイトのレベルをある程度揃えてクラス分けが行われます。
しかしながら、少なからずレベルの差ができる場合も珍しくありません。

スラスラと話す人がいる一方で、自分はうまく話せなかったりすると、場違いなところにいる感覚になってしまいます。

人前で間違えたり、話すことができないと恥ずかしいもの。
また、自分の番に時間がかかると、他の人に申し訳ない気持ちにもなります。

すると、そのクラスでレッスンを受ける自信がなくなり、レッスン中の発言などを避けるようになってしまうのです。

メンバーによっては士気に影響する

セブ島まで足を運んで英語の勉強に来ている人はみんな真面目な人ばかり。
このような印象を持っている人も多いでしょうが、実は誰もがそうであるとは限りません。

授業をサボったり、明らかにヤル気無さそうに授業を受ける生徒も少数派とはいえ存在します。

特にグループレッスンは自分以外の生徒も授業を受けるがゆえに、気を抜きやすかったり、サボってもよいという意識が働きやすいのです。

ヤル気のない生徒がいると、なんとなく授業の雰囲気が悪くなります。
また、サボっている生徒を見て自分もサボってしまおうと、悪い方向に影響を受ける生徒もいます。

グループレッスンは積極的なクラスメイトばかりであれば有意義な時間になりますが、メンバー次第でつまらない時間になってしまう面があるのです。

グループレッスンに関する補足情報

グループレッスンに関連して補足情報を少しお伝えします。

マンツーマンが多いほど授業料は高い傾向

基本的な傾向としては、マンツーマンレッスンの授業コマ数が多いほど授業料が高くなります。
逆にグループレッスンが多いほど授業料は比較的安いです。

これは、生徒1人に先生1人を充てるよりも、複数の生徒に先生1人を充てる方が、学校としてはコストがかからないからです。

学校によってはマンツーマンレッスンのみの特別コースを用意しているところもあります。
ただし、通常のコースよりも高めの料金設定になっています。
お金に余裕のある人や、最大限自分の授業効率を重視したい人はマンツーマンのみのコースを選択するのもアリでしょう。

グループレッスン担当はベテランの先生

私の留学した学校では、グループレッスンを担当されている先生は経験豊富なベテランの先生ばかりでした。
逆にマンツーマンレッスンは入ったばかりの先生もいたりと、経験にはバラつきがありました。

グループレッスンは複数の生徒を同時に教えることになりますから、先生側としては1人の生徒を教えるよりもハードルが高くなります。
そのため、ある程度の経験を積んだ先生の方がグループレッスンの担当に回ることになりやすいのです。

そういう意味では、グループレッスンは経験値の高い先生に指導してもらえる可能性が高いといえます。

グループレッスンの量も学校選びのポイント

グループレッスンとマンツーマンレッスンのバランスは、語学学校選びやコース選びの際には注目したいポイントです。

最適なバランスは人それぞれの考え方次第で変わってきます。
少しでも多くマンツーマンで授業を受けて、効率よく自分の力を伸ばしたい一人もいるでしょう。
ずっとマンツーマンで授業を受けるのは大変そうだし、他の生徒と仲良くなりたいからグループレッスンもあった方が良いという人もいると思います。

自分がどのようなスタンスでセブ島留学にのぞむのかをしっかり考えて判断したいですね。