セブ島内の移動手段・トライシクルに乗ってみよう

トライシクルってどんな乗り物?

セブには日本では見かけない移動手段があります。
それが「トライシクル」です。

トライシクルはバイクにサイドカーを取り付けた乗り物。
定員は4名と言われていますが、体格や乗り方によっては5人、6人と乗り込んでいる様子も見かけます。
また、バイク運転手の後ろもお客の座席になります。

トライシクルが多く走るエリアは、セブのリゾートエリアであるマクタン島内。
基本的なルートは決まっており、主にマクタン島内での移動手段として現地の人や観光客、留学生が利用しています。

ちなみに、トライシクルは座席数が少ない乗り物ですが、他のお客と相乗りになることもあります。

トライシクルの料金

トライシクルの料金は初乗りで10ペソ程度からと言われています。
長距離の移動に使う乗り物ではないので、数十ペソ持っていれば基本的には問題ありません。

ただし、トライシクルの料金は交渉次第と言われることも多く、お客となる相手が外国人の場合はローカル料金よりも高い料金を提示してくることがあります。
乗る前に運転手へ目的地までの料金をちゃんと確認し、あまり高い料金を提示してくるようなら値下げ交渉や他のトライシクルを探すことも考えましょう。

なお、基本ルートから外れた目的地へ行ってもらう場合や、貸し切り状態で利用したい場合は料金が高くなります。
特別待遇で利用するのであれば、ある程度の料金の上乗せは受け入れましょう。

留学中にトライシクルを体験してみた

私が初めてトライシクルに乗った時の体験談をお話しします。

他の留学生と2人で日本食レストランへ行った時のことです。
食事を終えて語学学校の寮に帰ろうとしたところ雨が降ってきました。

学校からそのレストランまでは数百メートルほどの距離だったので、往路は歩いて来ていました。
しかし、夜10時前後になっていたことと天気が悪くなってきたこともあって、帰りはトライシクルを利用してみることにしたのです。

運転手へ料金を確認したところ、学校までの数百メートルほどの距離を2人で25ペソを提示されました。
高い印象は受けなかったので、その金額で利用することにしました。

サイドカーは大人2人で乗るのがちょうど良いくらいのサイズ
しっかりと座席に座るのであれば、それ以上の人数だと窮屈に感じるでしょう。

サイドカーには屋根が付いているため、雨が降っていてもあまり濡れません
入り口などから雨が入り込んではきますが、土砂降りでもなければ問題なく乗れると思いました。

見た目的には風を感じながら乗れそうな乗り物ですが、サイドカーの前面が覆われているため座席にいるとそれほど風は感じられません。

フィリピンの道路は日本ほど整備されていないため、デコボコが少なくありません。
そのため、路面状態が悪いと振動が強く感じられます

短距離だったので数分のトライシクル体験。
タクシーほどの快適さはありませんが、徒歩移動よりは明らかに快適でした。

料金はフィリピンの乗り合いバス・ジプニーと比べれば割高となります。
しかしながら、乗り合いになる確率はジプニーよりも低い印象です。

あなたもセブ島留学の際には、近場への外出時にトライシクルを利用してみてはどうでしょうか。