セブ島留学の先生はバイリンガル!英語学習に励む日本人の目指す姿がそこにはあった!
セブ島留学にはバイリンガルがたくさん
高い英語力を持つ人材が多く、また新興国がゆえに物価や人件費が低いため授業料・滞在費が抑えられることから、英語の留学先としてフィリピンに注目が集まっています。
特にリゾート地として有名なセブ島はネガティブなイメージが少ないため、日本人にとって足を運びやすい場所。
そのため、フィリピン国内でもセブ島が留学先として人気です。
フィリピン人が高い英語力を持つ理由は、英語はフィリピン語と並んでフィリピンの公用語とされているから。
学校教育は多くの授業が英語で行われており、大学まで卒業したフィリピン人の英語力は相当なものだと言われています。
また、2013年にGlobalEnglish社が発表した非ネイティブスピーカーのビジネス英語能力を国別にはかる指数(BEI)において、フィリピンは調査対象国中トップとなっているのです。
街中のショップ店員さんは基本的に英語が通じます。
また、映画は英字幕なしで上映されますが、その映画を見るために映画館へ足を運びます。
教育の差などから人によって英語レベルにバラつきはありますが、総じてみるとフィリピン人は英語ができるのです。
そんな高い英語力を持つフィリピン人ですが、彼らが日常的に英語を使って会話しているかというとそうでもありません。
多くのフィリピン人はフィリピン語または国内各地域で使われている言語を使って生活しています。
※島の多いフィリピンでは地域によって異なる言語が使われています
基本的に、家族や友達、同じ地域の人と会話するときなどは使い慣れた現地の言語で会話をするのです。
BEIの調査対象が非ネイティブスピーカーであることからもわかるように、フィリピン人は英語のネイティブではありません。
フィリピン人はネイティブではないですが、日常的に使っている言語がある上に英語もこなせます。
つまり、フィリピン人にはバイリンガルが多いのです!
特に語学学校で先生をしているフィリピン人は、大学を卒業した高い英語力を持つ人ばかり。
先生たちは全員、高い英語力を持つバイリンガルということになりますよね。
筆者はセブ島留学していた際に、先生同士が現地の言葉で会話する姿を何度も見かけました。
しかし、そこに留学生が加わると、先生たちはすぐに英語での会話に切り替えます。
さっきまでフィリピン語を話していた人が、次の瞬間には英語で話している。
最初のうちは、その様子を見てすごく感動しました。
ネイティブの先生は英語だけ
さて、英語の語学留学というと、真っ先にイメージする留学先はアメリカやイギリスなどの英語ネイティブの国です。
本場で生きた英語を学べるのは、ネイティブ圏に留学する1つのメリットでしょう。
そこで勉強していれば、流暢な英語をマスターできそうな気がします。
指導してくれる先生も当然、英語のネイティブ。
ネイティブの先生が英語を話す姿は、とてもカッコよく見えますよね。
でも、彼らは自身の母語である英語を教えているため、セブ島の語学学校の先生のように複数の言語を使えるわけではありません。
家族や友達と会話するときも英語。
生徒や外国人と話す時も英語です。
英語が世界的に使われていることを考えると、英語ネイティブ圏の人が他言語を覚えて使い分ける必要性は比較的少ないですよね。
つまり、ネイティブは英語がペラペラだけど、英語しかできない人も多いのです。
日本人がなるのはバイリンガルだよね
多くの日本人が英語を勉強する理由は、日本人以外の多くの人とコミュニケーションを取りたいからではないでしょうか。
私たちは、英語をマスターすることで日本人とも英語で会話しようとは思っていませんよね。
あくまでも日本人以外に対して使うために英語を覚えるわけです。
母語として使う言語に加えて英語も学んでいるのはフィリピン人も同じです。
彼らはフィリピン人同士のコミュニケーションを主目的として英語を使ってはいません。
日本とはやや環境は異なりますが、基本的には第二言語として英語をマスターしています。
フィリピン人が高い英語力を身に着けようとする背景には、高い給料をもらうためには海外への出稼ぎや外資系企業への就職をする必要があるからです。
仕事で外国人と関わるためには英語が必須なわけですね。
ちなみに、私たち日本人が留学する語学学校も、その多くは韓国や日本の企業によって作られたもの。
フィリピンからしてみれば外資系企業です。
語学学校の先生は、フィリピン国内で見ると比較的高給職なんですよ。
日本人が英語をマスターすれば、それは母語である日本語と英語の2か国語が使えることになります。
つまり、バイリンガルになるという事ですよね。
日本人の中には英語のネイティブに憧れる人は少なくありません。
でも、ネイティブの人たちの多くは英語しか話せないので、バイリンガルではありません。
そういう意味では、私たち日本人が最終的に目指すべき姿は英語ネイティブスピーカーよりも、フィリピン語と英語の両方ができるフィリピン人のようなバイリンガルなのではないでしょうか。
英語のネイティブに憧れている人であれば、ネイティブ並みの英語力を持つバイリンガルですね。
セブ島留学では高い英語力を持つバイリンガル先生、つまり私たちの目指す姿のお手本がたくさんいるのです。
そういった方に指導してもらうことは、単に英語を学ぶこと以上のものが得られるでしょう。