セブ市内とリゾート地(マクタン島)、留学先はどちらのほうがいいの?その特徴は?

セブ島の留学地は大きく2種類

留学先の語学学校を選ぶにあたって、注目するポイントの1つが語学学校のあるエリアです。

セブ島内の語学学校があるエリアは大きく2つに分かれます。

1つはセブシティ(セブ市)を中心とする市街地エリア
もう1つはマクタン島のリゾートエリアです。

この2つのエリア間は車で30分~1時間程度。
そこまで離れているわけではありませんが、雰囲気はだいぶ異なります。

イメージ的には市街地エリアは「東京」、リゾートエリアは「沖縄」と例えられることもあります。

そこで今回は両エリアへの留学経験のある筆者が、市街地エリアとリゾートエリアそれぞれの特徴について紹介します。
留学先選びの参考になれば幸いです。

市街地エリア

セブシティの中心部には、高いビルが立ち並ぶビジネス街や、ショッピングモール、たくさんのレストランやナイトスポットなどがあります。
大通りを中心に車の通りも多く、タクシーもたくさん走っているため移動手段を捕まえやすいです。

その一方で、海は基本的に見えず、リゾート地としての雰囲気は少ないです。

多くの語学学校はマクタン・セブ国際空港からは約3、40分ほどの場所に位置しています。
また、セブシティのほか隣のマンダウエ市の語学学校もあります。

ショッピングや外食が楽しめる

セブ島の中心街になるため、様々なお店があります。
SMモール、アヤラモールといったセブ島屈指の大型ショッピングモールまでも比較的近く、行こうと思えば授業後に足を運ぶことも可能です。
その他、中型のショッピングモールやマーケットも点在しています。

飲食店も多いので、ショッピングや食事は非常にしやすい環境です。
ちなみに、日本でおなじみのファーストフード店やコンビニもちらほら見かけます。

ナイトクラブなどもあるので、夜遊びに出かけることも可能です。

中心街ならではのデメリットも

中心街を中心に開発が進められているため、建設中の建物の工事が多くみられます。
そのため工事音が気になることもしばしば。
開発区に近い学校の場合、校舎や寮の造りによっては音が気になることもあります。

また、セブ島のイメージは「キレイな海」という人も多いでしょうが、市街地エリアからは海は見えません。
現地の人の服装や、植物に南国っぽさは感じられることもありますが、日常でリゾートっぽい雰囲気は味わいづらいです。

リゾートエリア

マリンアクティビティも楽しめるキレイな海があり、マッサージ店も多いリゾートエリア。
多くの語学学校が海沿いに位置しており、潮の香りを感じながら生活を送ることができます。
いわゆるリゾート地の雰囲気が漂うエリアです。

その一方で、比較的お店などは少なく、ショッピングなどを楽しむにはそれなりの距離を移動しなくてはなりません。

リゾートエリアの学校はマクタン・セブ国際空港のあるマクタン島側にあるため、市街地エリアに比べて空港から近く20分程度で到着できます。

リゾート気分が味わえる

キレイな海、白い砂浜、南国の植物などがあり、ビーチ周辺はいわゆるリゾート地。
市街地エリアと比べてビルや家が密集しているエリアが少なく、全体的にゆったりとした雰囲気です。

マリンアクティビティはマクタン島から出発するツアーが多いため参加も簡単。
留学中にダイビングのライセンスを取得する人もいます。

またマッサージ店も多く、勉強やマリンアクティビティで疲れた体を癒すこともできます。

なお、リゾート地として有名なのはマクタン島内の一部のエリアに限られます。

リゾート地ならではのデメリットも

海が近いリゾートエリアでは、市街地に比べて虫が多い傾向にあります。
オープンテラスのレストランなどでは、食事中に虫が寄ってくることも珍しくありません。

マリンアクティビティやマッサージには行きやすい反面、大型ショッピングモールなど様々な娯楽のある市街地エリアからは少々離れています
授業のない日であれば充分に市街地まで出かけることは可能ですが、セブ島では夕方を中心に渋滞がよく起こるため、思っている以上に移動時間がかかることもあります。

どちらが良いかは難しいけれど・・・

市街地とリゾート地でどちらが良いかは一概には言えません。
それぞれの特徴は、考え方によってもメリットにもデメリットにもなり得ます。

全体的な印象としては日本と同じく、市街地の方が雑然としていて、リゾート地の方がゆったりとしています。
そのため、都会に慣れている人は市街地が、地方の人はリゾート地の方が合いやすいと思います。
地方出身の筆者にとっては、リゾートエリアの方が過ごしやすかった印象ですが、楽しさは市街地エリアの方が多かったです。

また、学校によっては市街地とリゾート地の両方に校舎を持ち校舎の行き来ができるプランもあります。

私は両方のエリアで生活したことで、より多くの経験ができました。
両エリアの比較も実際に経験したからこそ、よりその違いを実感したと思っています。

機会があれば両方の留学生活を経験してみるのもよいですよ。