セブ島留学の時間割は細かくチェック!コマ数だけに惑わされるな!

ぱっと見で判断は×

1日6時間~10時間の授業が一般的なセブ島留学。
1日4時間程度であることも多い欧米圏への留学と比べれば授業時間数としては多いです。

1日に長時間授業を受けられるのもセブ島留学の特徴でありメリット。
語学学校のパンフレットや留学雑誌などを見ると、1日の授業スケジュールが掲載されているのを目にします。

1日10時間の時間割になっていることもあり、「こんなにびっしり授業があるんだ!」と思う方もいるでしょう。

どれくらいの授業が受けられるかは語学学校選びの際に気になるポイントですよね。
複数の語学学校の授業スケジュールを比較することも多いと思います。

でも、比較の際に意識してほしいポイントがあります。

それは「実際に自分がどんな授業をどれくらい受けるのかを正確に把握すること」です。

どうしてこんなことを言うのかというと、1日のスケジュールをよく見てみると気になる点が出てくるからです。
1日のスケジュールをパッと見ただけで決めてしまうと、留学してみて「こんなはずじゃなかった」ということにもなりかねません。

そこで、本記事ではセブ島留学の時間割を見る際の注意点をお伝えしていきます。

1コマの授業時間は何分なのか?

1コマあたりの授業時間は語学学校ごとに異なっており、多くの語学学校は1コマ40分~60分で時間設定をしています。
1コマあたりの授業時間の差は、コマ数が多いほど大きくなってきます。

同じ1日8コマの授業であったとしても、1コマ45分1日で360分、1コマ50分なら1日で400分。
1日の授業時間数に40分の差が出ます。
1週間(5日)なら200分の差になりますね。

授業のコマ数は同じでも授業時間が違うこともありえるのです。

たかが5分10分の差と思う人もいるでしょうが、その短い時間は想像するよりも貴重です。
集中して授業に臨めば時間の経過は早く感じますし、授業冒頭の先生とのアイドリングトークも行うことができます。

また、45分授業10コマと50分授業9コマは同じ授業時間(450分)になります。
コマ数自体は多くても授業時間数は同じということもあり得ます

コマ数が多いとアイドリングトークの時間も増えますから、授業カリキュラムそのものを教わる時間は少しずつカットされていきます。
考え方にもよりますが、授業時間が同じならコマ数が少ないほうが学ぶべき内容をより多く学べることにつながります。

コマ数だけでなく1コマの授業時間が何分あるかもチェックしましょう。

自習時間が組み込まれているか?

1日10コマのスケジュールが組まれている場合でも、よく見ると「自習・自主学習・自由時間」となっているコマも見られます。
その時間の扱いは学校によっても異なりますが、先生からの指導が受けられる「授業」ではありません。
勉強に取り組むにしても、あくまで自分で学習するものです。

そのような自習時間がスケジュールに入り込んでいることで、一見すると1日10コマの授業が受けられるように見えても、自習時間を除くと1日8コマになることもあります。
10コマ授業が受けられると思って留学したら、実質8コマだったなんてことになるのは嫌ですよね。

ただし、授業の合間に自習のコマがあること自体は悪いものではありません

記憶の新しいうちに受けた授業の復習や宿題をしたり、次の授業の予習をすることができます。
また、自由時間であっても授業1コマ分の空き時間しかないので、遊んだりせず勉強に充てる人も少なくありません。

しかしながら、少し言い方は悪いかもしれませんが、自習時間をコマに組み込んで授業数が多いと思わせるような見せ方がされていることもあるのです。

先生から授業が受けられる時間がどらくらいあるのかもしっかりとチェックしておきましょう。

グループレッスンの量はどれくらいか?

授業にどれくらいグループレッスンがあるのかもチェックもポイントです。
セブ島留学の特徴の1つがマンツーマンレッスンですが、1日の中に数コマのグループレッスンが入っていることも珍しくありません。

グループレッスンも先生から教わる「授業」であることには間違いないですが、複数の生徒がいるため生徒1人1人にあわせた授業が行われるわけではありません。
また、発言機会や質問機会も限られるため、マンツーマンレッスンと比べれば学習面での時間効率は良くないのです。

ちなみに、マンツーマンレッスンが多いほど授業料は高く、グループレッスンが多いほど授業料は安くなる傾向にあります。
生徒一人に先生一人を充てるマンツーマンレッスンよりは、複数の生徒に先生一人を充てるグループレッスンのほうが、人件費などのコストがかからないためです。

もちろん、グループレッスンにはグループレッスンの良さがあります。
先生のみならず他の生徒と英語でコミュニケーションをとる機会になりますし、マンツーマンレッスンとは違った学びも得られることがあります。

しかしながら、グループレッスンがあまり多いのは考えもの。
とにかく授業時間を目一杯使って英語を使う機会を持つのならマンツーマンレッスンが多いほうが良いです。
やはり、マンツーマンレッスンで先生にガッツリ指導してもらえるのがセブ島留学のメリットですからね。

1日にどれくらいグループレッスンが入っているかもチェックしておきましょう。

自分にあった語学学校を選ぼう

授業時間をしっかりと把握することは必要ですが、授業時間が多いほど良いのかというとそうとも言い切れません。

多くの人がセブ島留学をする理由は「英語ができるようになるため」ですよね。

授業をたくさん受けられるのは良いことですが、教わったことを身につけるには時間が必要です。
その時間こそが自主学習時間になります。

残念ながら、セブ島留学で授業を受けただけでは英語をマスターできません

授業で教わったことを授業後に自分で復習して、自分のものにしなくてはならないのです。
教わったことが多ければ、その分だけ教わったことを身に付ける時間が必要になります。
また、宿題の量も多くなるでしょう。

頑張ることは大切ですが、日々の予習・復習・自主学習の量が多くなりすぎるのも考えものです。
本人が消化しきれなければ、結果的に英語が身につかずに帰国することにもなりかねません。

大切なのは、自分が英語学習に取り組むためのベストな留学先を見つけることです。
そのためにも授業時間がどれくらいあるのかをしっかりとチェックして、一番効果的に学習ができる学校を選びたいですね。