バトゥケイブはカラフル階段と神秘的な洞窟が魅力!【クアラルンプール旅行で行くべきスポット】

この記事を読むべき人

  • クアラルンプール旅行を予定している人
  • 無料で楽しめる観光地を探している人
  • ヒンドゥー教の施設に興味がある人

※本記事は2018年11月の体験情報を中心に構成しています。

ヒンドゥー教聖地・バトゥケイブ

マレーシアの人気観光スポット「バトゥケイブ(Batu Caves)」
バトゥ洞窟とも呼ばれます。

ヒンドゥー教の聖地といわれる洞窟で、毎年1月~2月にヒンドゥー教のお祭り「タイプーサム」が行われる場所としても知られています。

バトゥケイブはクアラルンプールのKLセントラル駅から電車で30~40分(乗り換えなし)
クアラルンプール市内ではありませんが、アクセスしやすさもあって多くの人が訪れる観光地です。

バトゥケイブの入場料は無料
施設内の一部には有料のエリアもありますが、現地までの交通費のみでも十分に楽しむことができます。

なお、宗教施設ということもあって服装には注意が必要です。
短パンや短いスカートのような足の露出が多い恰好で足を運ぶのは控える方が無難です。
また、長い階段や滑りやすい洞窟内を歩かなくてはならないので、歩きやすい靴を履いていくことをおススメします。

バトゥケイブの見るべきポイント

では、バトゥケイブがどんなところなのかを5つのポイントで紹介していきます。

巨大なムルガン像

バトゥケイブへ足を運ぶと、目を引くのが巨大な黄金のムルガン神像です。

このムルガン神像は世界最大といわれており、その高さは約43m
像が乗る台座だけでも周囲の建物の屋根と同じくらいの高さがあります。
全体を見るにはある程度の距離をとる必要があります。

ちなみに、ムルガンはヒンドゥー教の神様で、最高神であるシバの次男です。
また、日本では足が速い人を意味する韋駄天といいますが、この「韋駄天」とは仏教に帰依した後のムルガンのことだといわれています。
※ムルガンはスカンダとも呼ばれています。

カラフルな階段

巨大なムルガン神像と同じくらい目を引くのが、洞窟へと続く階段です。

洞窟の入り口はムルガン神像よりもさらに高い位置にあり、洞窟へ入るにはこの階段を上らなくてはなりません。

階段の段差の数は272段
上まで登り切ったころには体力的にもうヘトヘト、足はガクガクです。

また、疲労が溜まった状態の足で階段を下るのも結構大変。
気を抜くと転げ落ちてしまいそうなので慎重に下っている人は少なくありません。

段数以外に特筆すべき点がカラフルさ。
2018年に様々な色を使った塗装が施されたことで、注目が集まっています。

インスタ映えしそうなカラフルな階段を背景に写真を撮る人も多くいました。

ちなみに、洞窟周辺の建物もカラフルな色をしています。

生息する動物

バトゥケイブの敷地内には数種類の動物がいます。

ムルガン神像の前の広場のようなエリアに行くと、そこにはたくさんの猿と鳩
野生のような形で生息しています。

鳩は一斉に飛び立つことがあるので注意が必要です。
また、猿に物をとられたり(特に食べ物や飲み物)しないように注意を払いましょう。
エサを与えるのはNGです。

猿は階段や洞窟にいることも。

注意は必要ですが、猿を間近で見られる経験ができる面があるのです。

ちなみに、駅から洞窟までの道中に金網のケージがあるのですが、その中にはクジャクが入っていました。

神秘的な洞窟内部

272段の階段を上り終えた先にあるのが洞窟。
洞窟といっても狭く真っ暗というわけではなく、大きな空洞といった感じです。

洞窟の中は照明と穴から差し込む日光によって結構な明るさがあります。

洞窟内で一番目を引くのが大きくてカラフルな建物
建物の中では宗教儀式が行われていました。

洞窟の入り口付近には土産物店があったり、各所に人型の像などが設置されています。

洞窟奥の吹き抜け

洞窟の奥の方には太陽の光が差し込む明るいエリアがあります。
光が差す方へ向かっていくと階段があり、その先には天井が吹き抜けになった空間が存在しています。

空間内にはカラフルな屋根を持つ建物が中央付近に建てられています。
また、壁際に小さな洞窟上の空間があり、その中には像などのオブジェが置かれています。

壁際は岩(洞窟)で囲まれていますが、上を見上げると空。
頭上の岩から水滴が滴ってくる場合もあるので、濡れるのが嫌な人は注意しましょう。

KLセントラルからバトゥケイブへの行き方【電車】

クアラルンプールの各鉄道路線が集まるKLセントラル駅
KLセントラル駅を起点として、各観光地へ向かう方も多いでしょう。

バトゥケイブ観光の際にも、KLセントラル駅からスタートするとわかりやすいです。

その理由は、KLセントラル駅からバトゥケイブの最寄り駅であるバトゥケイブス駅までは、KTMコミューターという鉄道で直結しているから。
乗車時間は30~40分です。

乗車するのはバトゥケイブス行きの路線のため、駅構内の各所に「BATU CAVES」表記があります。
表記をしっかりと確認すれば、乗り間違えることは少ないでしょう。

バトゥケイブス駅までの乗車券を購入する場合は、チケット売り場へ行きます。
KLセントラル駅のKTMコミューターのチケット売り場には、日本語で「チケットカウンター」と書かれていました。
日本人にはわかりやすいですね。

ちなみに、KTMコミューターではトークンというコイン型のチケットを使います。

バトゥケイブへ観光に行く人は多いので、バトゥケイブス駅へ向かう電車には多くの人が乗り込みます。

また、バトゥケイブス駅では多くの人が降車します。
極端に言えば、周りの観光客の動きに合わせて行動すれば、バトゥケイブまでたどり着くこともできる感じです。

ちなみに、途中の駅で「バトゥケントンメン」という「バトゥ」というワードが付いた駅がありますが、この駅はスルーしてください。

30~40分電車に揺られると、バトゥケイブス駅へ到着します。

バトゥケイブの巨大なムルガン神像は駅のプラットフォームからでも姿を見ることができました。

なお、駅の外へ出る前に駅構内で時刻表を確認しておくことをおススメします。
理由は電車の本数がそれほど多くないこと。
バトゥケイブス駅へ戻るタイミングが悪いと、電車を数十分待たなくてはなりません。
駅内には時間を潰せるようなスポットはないです。

なので、事前に帰りの電車の時刻を確認して、それに間に合うように駅へ戻ってきた方が無駄な時間が無くなります。

駅からバトゥケイブまでの道中には、露店が並ぶエリアがあります。
この露店エリアを抜けると、駅から続く屋根が無くなり完全に外へ出ることになります。

目の前には巨大な岩山。
金色の屋根を持つ寺院のような建物。
そして、左手に大きな緑色の像。

真っすぐ進んでいけば、巨大なムルガン像や階段がある場所へたどり着きます。

さいごに

バトゥケイブはクアラルンプール市内ではありませんが、位置的にはクアラルンプール旅行の際に十分足を運べるスポットです。

移動手段にKTMコミューターを利用すれば、KLセントラル駅から電車で30~40分。
直通ということもあって、移動に関する難易度は低いです。

現地での滞在時間は1時間~1時間半ほどを見ておけば十分でしょう。

バトゥケイブは朝8時から開放されているので、早めの時間に出発すれば午前中に観光を終えてクアラルンプールへ戻ってくることも可能です。

初めてのクアラルンプール旅行では戸惑うことや予想外のこともあるかもしれませんが、興味のある方は足を運んでみてはどうでしょうか?