ペトロナスツインタワーの展望台・スカイブリッジからクアラルンプールの景色を楽しもう
- クアラルンプール旅行を予定する人
- 海外のタワーに興味がある人
- 見晴らしの良いスポットを探している人
※本記事は2018年11月の体験情報を中心に構成しています。
世界一のツインタワー
マレーシアの首都・クアラルンプールにあるペトロナスツインタワー。
マレーシアの国営石油会社であるペトロナス社によって建てられた、2本のビルが対となった高層建築物です。
タワーの建設には日本の建設会社も携わっています。
タワー1を建設をハザマが担当しました。
ちなみに、タワー2の建設は韓国のサムスン物産建築部門が担当しています。
ペトロナスツインタワーの高さは452m。
完成当時の1998年時点では超高層ビルとしては世界一の高さを誇っていました。
その後、新たに建てられた高層建築物に高さは抜かれてしまったものの、2019年7月時点でもツインタワーの高さとしては世界一を保持しています。
ペトロナスツインタワー内には企業オフィスのほか、スリアKLCCという商業施設が入っています。
また、86階は展望台となっており、370mの高さからクアラルンプールの景色を楽しむことができます。
ショッピングと観光を合わせて楽しめるペトロナスツインタワー。
クアラルンプール旅行で足を運ぶべき王道スポットともいえるでしょう。
本記事では、ペトロナスツインタワーの展望台について紹介していきます。
ペトロナスツインタワーのツアー
ペトロナスツインタワーの展望台に上がるには、日時の指定されたチケットの購入が必要です。
展望台は「有料」であり「時間指定」があるのです。
有料であることは想像していた方も多いと思いますが、時間が指定されているということは意外だった方も少なくないのではないでしょうか。
タワーの展望台は定員制となっていて、購入したチケットの指定時刻になったら同じチケットの人たちと一緒に展望台へ登ることになります。
展望台のチケットセンターに足を運んでチケットを購入し、そのまま展望台に上がるような流れになることは稀だと考えておくべきでしょう。
チケットの購入はインターネットまたは展望台入り口付近のチケットセンターで行うことができます。
ただ、確実かつ希望する時間にタワーの展望台に上がりたいのなら、事前にインターネットから予約することをおススメします。
夜景の見える時間帯は人気があるため予約が埋まりやすく、早めに予約しないと希望する時間のチケットは取りづらいです。
また、チケットセンターは平日であっても行列ができる傾向にあるため、現地でチケット購入からすると結構な時間がとられてしまいます。
加えて、タワーの展望台は月曜日は閉館していることも押さえておきたいポイントです。
展望台 | 大人:RM85 小人:RM35 |
---|---|
オープン | 9:00~21:00(最終入場20:30) |
クローズ | 月曜日(全日) 金曜日の13:00~14:30 |
引用元 | 『地球の歩き方Plat クアラルンプール/マラッカ』 2018年6月27日初版発行 |
ペトロナスツインタワーの展望台に上がる際には、指定時間の15分ほど前にはタワー地下1Fにある展望台の入り口へ行きましょう。
オンタイムだと遅いので、余裕を持って到着しておいたほうがよいと思います。
指定時間近くになると「Check-in」と書かれたあたりに同じ時間のチケットを持った人の列ができているはずです。
タワー展望台は同じ時間のチケットの人と同じスケジュールで行動するため、展望台見学ツアーのようなスタイルになっている側面があります。
展望台へ登る前に手荷物検査があります。
空港の手荷物検査のように荷物を機械に通し、センサー付きのゲートをくぐることになります。
なお、展望台には最低限のものしか持ち込めません。
カバンなどは手荷物預かり所に預けることになります。
預けた手荷物は展望台から降りてきた後に忘れずに取りに行きましょう。
手荷物検査所の反対側に位置する「LUGGAGE PICK UP」で受け取ることができます。
タワーの展望台に上がる際に、スタッフから渡されるものが2つあります。
1つは色のついたカード。
このカードは時間ごとに色が異なり、同じ時間に登る人とは同じ色のカードになります。
カードの色は重要です。
展望台の見学時間は時間で区切られるのですが、各アナウンスはカードの色によって行われるからです。
また、うろ覚えなので間違っていたら申し訳ないのですが、このカードが手荷物の返却に必要だったと記憶しています。
もう1つはネックストラップ。
これはタワー展望ツアーの参加者であることを示すもので、展望台見学中は首にかけておく必要があります。
スカイブリッジから見える景色は?
展望台見学でまず向かうのは地上170mにあるスカイブリッジ。
タワーを外から見た際にタワーの中間くらいに架けられた2つのタワーをつなぐ約60mほどの連絡橋です。
このスカイブリッジから見える景色を10~15分ほど楽しむことになります。
エレベータで41階まで登りスカイブリッジに到着すると、スタッフさんから説明があります。
説明は英語で行われるので、英語が苦手だと内容がわからないのが少々難点なところ。
とりあえず認識しておきたいのは、スカイブリッジ見学の終了時間になったら持っているカードの色で呼ばれるということ。
ブリッジに到着した際には、まだ前の組の見学者が見学中の場合もあるので、他の組のアナウンスと間違えないように注意したいところです。
時間になるまではブリッジエリア内を自由に動くことができます。
なお、自分たちが登ってきたタワーの反対側のタワーの中に行くことはできません。
この写真はペトロナスツインタワー北側の入り口付近にあるエリアです。
縦長の噴水があり、多くの観光客がこのエリアで写真撮影を行っています。
ちなみに展望台への入り口となる地下1Fへ行くには、こちら側の入り口から入るほうが近いです。
スカイブリッジから見えるKLCC公園。
先の写真の反対側になります。
夜であればカラフルに光を放つ噴水ショーを上から眺めることができます。
展望台まで上がると、角度的にタワーの近くの景色は見づらくなります。
そのため、タワーの麓にあるともいえるKLCC公園の様子はスカイブリッジからのほうが楽しめる印象です。
展望台から見える景色は?
スカイブリッジの見学を終えたら、エレベータで86階の展望台に移動します。
展望台に上がったら、見学終了時間まで展望台内を自由に行動できます。
展望台の滞在時間は40~50分ほど。
展望台もスカイブリッジと同様に、見学終了時間になるとカードの色で呼ばれます。
展望台の高さは370m。
スカイブリッジは地上170mなので、その倍以上の高さからクアラルンプール景色を眺めることができます。
クアラルンプールの中心エリアにはそれなりに高い建物があるのですが、すべての建物の屋上や屋根が見えていますね。
展望台は室内型になっており、格子付きの窓ガラスから各方面の景色が楽しめるようになっています。
地上370mともなると地上の道路を走る車もかなり小さいですね。
展望台からは、もう一方のタワーが頭頂部も確認できます。
展望台として公開されているのはタワー2。
そのため、タワー1が展望台から見えることになります。
タワー1のある方面には、クアラルンプールのもう1つのランドマークタワーであるKLタワーも眺めることができます。
KLタワーは高さ421mある通信塔のため他の建物とは頭何個分も抜けています。
うまく位置取れば、ペトロナスツインタワー(タワー1)とKLタワーの両方をいっぺんに写真に収めることも可能です。
展望台内の見どころは?
ペトロナスツインタワーの展望台の見どころは、外の景色だけではありません。
展望台の室内にも、いくつかのオブジェクトが設置されていました。
展望台エリアに設置されたクアラルンプールのジオラマ。
ミニチュアのかたちで広範囲のエリアが作られていました。
もちろん、このジオラマ内にペトロナスツインタワーも存在しています。
こちらはペトロナスツインタワーのあるKLCCエリアのジオラマです。
タワーの下にあるスリアKLCCやKLCC公園、その他周辺の建物が再現されていますね。
こちらは展望台エリアの中央にあるペトロナスツインタワーの模型です。
白をメインにしたタワーは、実際とは少し違った雰囲気である印象を受けますね。
お土産や写真の購入も
展望台の見学を終えると、また別のエリアへ案内されます。
このエリアにはお土産を購入できるショップがあります。
タワーの模型やポストカードなど様々なアイテムが売られています。
また、展望台へ上がる前に写真撮影をするのですが、そこで撮った写真をタワーと合成した記念写真の販売所がありました。
その他、プラネタリウムを思わせる、天井部がキラキラと輝く空間も用意されていました。
地下1Fまで戻ってくると、最後にもショップがあります。
先のエリアでお土産を買い忘れたり、気になるアイテムが無かった場合、こちらのショップを見て回ってもよいと思います。
また、合成記念写真の購入はこのショップエリアでも可能です。
さいごに
クアラルンプールへ行くなら足を運びたいペトロナスツインタワーの展望台。
ペトロナスツインタワーに行けば、大型ショッピングセンターであるスリアKLCCや、噴水ショーが大きな見どころのKLCC公園も合わせて楽しめることも大きなポイントです。
初めてのくらるんぷーる観光では戸惑うことや予想外のこともあるでしょうが、事前調査をしっかりと行って、ペトロナスツインタワーの展望台を楽しんでいただきたいと思います。